同窓会に出てこない子を思う、の巻。
先日ばったり会ったFさん、嬉しくて声をかけた。
ところが、なんだか気まずそうだった。
Fさんにずっと会いたいなあ、と思っていた。
でも、メールの返事もなく、疎遠になっていた。
彼女の態度は悲しかったが、理解できる。
バッタリ会ってみて分かった。
人生がうまく行っていない時、昔の友に会いたくないのだ。
特に、昔を知っている私には。
風の噂で、彼女は離婚し、仕事も辞めた、と聞いた。
どんなステータスでも、友達は友達なのだけど、
彼女はそんな気持ちにならないのだろう。
たぶん、私も、人生がうまく行っていない時、
昔の友人に会わないだろう。
会いたくないのだ。
人生の先輩、義母・義父も同意した。
「そうね、人生がうまくいっていない人は
同窓会に来ないわね」
同窓会に来ない子に、思いを馳せる。
幸せであってほしいけど、
別にどんな状態でも、あなたですよ。
見栄や意地を張る場でも、ないんだけどね。
でも、それは、たまたま今人生が割とうまく
行っている人間の言い分だ。
だんだん分かってきた。
人は弱いのだよ。
今は、彼女をそっと見守る、が優しさだろう。