自信がなくても、その自分から始める、の巻。
本田健さんは、リスナーからの相談に
答える番組を主催している。今回の質問は、
「自分に自信がありません。
セルフイメージをどうやって上げたら
いいですか」 という質問だった。
健さんの回答は、意外なものだった。
「セルフイメージ、上げる必要ないですよ。
そう簡単に上がるものじゃないんです。
ホテルのラウンジでお茶したぐらいで
セルフイメージなんて変わりません。
今の自信のないあなたが、始めればいいのです」
「自信がないからやらない、を言い訳にしないこと」
本田健さんは、初めての著作が本屋に並ぶとき、
こっそり客のふりをして本屋を見に行った。
すると、大御所の大前研一さんの隣に自分の本が
並べてあり、
『全部、回収したくなった』ぐらい恥ずかしかった、と。
どのステージにいようが、たぶん、必ず上には上がいて、
常に劣等感や自信のなさ、は「ついてくる」のだろう。
私自身も、
何かを手に入れたら、
何かが変わったら、自信満々な自分になるのだろう、と
漠然と思っていた。
健さんは、
「セルフイメージが高くて、自信満々だったら、
嫌な奴でしょう。
自信がないところから、始めればいいんです」と言った。
この、どうしようもなく自信がない私たちから、
始めればよいのね。目からウロコだった。