なぜ自分の国の悪いところばかり見えるのか、の巻。
イタリアの取引先F氏との会話で、はっと気づく。
私たちはつい、自分の国の悪いところばかりを見てしまう。
イタリアという国は、美味しくて美しい。
でも、問題も山積している。
若者の失業率は25%、移民、南北の貧富の差、
EUでのポジション、 レンティ首相の問題、いろいろ。
私の知り合いのイタリア人は、
「子どもは海外の大学に行かせ、海外で就職させる」
と言っている人が多い。
この国に将来がない、という言う人もいた。
F氏は、そんな会話をしていたら、アメリカ人の
取引先にこんな風に言われた。
「イタリアは、芸術も一流、
美味しいものがいっぱい、
健康保険もあるでしょう、
教育もちゃんとしている。
いいとこいっぱいあるじゃない。
アメリカだって、大変だよ。」
自分の国は、ついつい不満ばかりに目が行く。
私もそうだ。
日本は好きなんだけど、この労働環境と、
女性の生きづらさと、
三流の政治さえなければね。。はああ。。
いや、美味しいご飯と、安全、優しい人たちが
いるじゃないか。よいとこを見よう。
完璧な国などない。