空気読まない発言専門・コピーロボットを作りたい、の巻。
イノベーションの授業を受けたとき、ハッとした。
ある日本の製造メーカー、世界的にもシェアを誇っていた商品も
あったメーカーが、どんどん世界の競争に負けていった時の
ケーススタディだった。
今思えば、あのメーカーは、
重要な決断をミスした(または先送りをした)のだろう。
あの時、重役はリスクを取ること、今までの慣例を壊す、
(今までの取引先とお別れし、新しい戦略をとる)
ことができたはずだったが、
結局、今までどおりの戦略を続けた。
残念ながら、世界の○○社 は海外のメーカーに買収
されることになった。
先生の問いは、こんなかんじだった。
「みなさんも考えてみてください。
ここでリスクを取る決断をしないと、このメーカーの将来はない。
でも、重役のあなたは50歳ぐらいで、妻と子どもがいる。
子どもがまだまだお金がかかる年齢。
このまま、何もしなければ、出世もできるだろう。
それでも、あなたは社内外から猛反対を受けながら、
リスクをとる重要な決断ができるでしょうか」
それでも、リスクを取って決断をする人が必要だった。
残念ながら、リスクを取る人は少数ではないか。
身につまされた。
私がこの立場だったら、決断できるだろうか。
周りの顔色と「空気を読んで」リスクを引っ込める
方を選んでしまわないか。
空気を読むこと、止めてもいいと思う。
【敢えて、空気を読まない自分】が欲しいものだ。
予定調和を壊す、空気を読まない発言をしたら・・
青ざめる重役、重苦しい沈黙、抵抗勢力の嫌がらせ・・
でも、きっと、後で「あの時よく言ってくれた」と
言われる発言と決断。
会議用の
「空気読まない発言専用・コピーロボット」
日本企業と日本の会議に必要かも。
「空気読まない」スキル開発も必要か。
量産しよう、そんな人材を。