50代から「海外二重生活」に挑戦する日記

日本を出て、もっとゆっくり、幸せに暮らしたい。私たち夫婦は海外と二重生活ができるように、場所を選ばない仕事「コーチ」「不動産」をしながら、日本と海外の二重生活を目指します。

食料廃棄を減らしたい~パスタの寄付、の巻。

児童養護施設にパスタを寄付した。

私の担当する食品、特にパスタは、いろんな
事情で、お店で販売できないものがある。
全くパスタに罪はなくても。
単にラベルが汚れていた、とか、乾燥ムラがある、とか。
やりきれなさを感じながら、泣く泣く捨てる。

微力だが、私が預かれるものは預かり、
いろんなところに寄付することにしている。

フードバンクはパスタは断られた。
児童養護施設は、喜んで引き取ってくれた。

 上司は、理解をしてくれて、個人の活動ではなく、

会社からの寄付、で継続的にできるかもしれない。

 

その児童養護施設では、
心にズシンと来るような経験をした。
一生、私は忘れることはないだろう。

パスタとオリーブオイルを寄付しようと、
12月の寒い日にその児童養護施設を訪れた。
雪がちらついていた。

私が玄関で職員を待っていると、
子どもたちが少しずつ集まってきた。

「何持ってきたの?」 と聞いてきた。
季節柄、おもちゃなど、クリスマスプレゼントだと
期待したのかな。

常に、愛に飢えているんだろうな、と想像し、
心が痛んだ。

「スパゲッティだよ。みんな好き?」と
おしゃべりをしていた。

そこへ、小学校2年生ぐらいの眼鏡をかけた
男の子がやってきた。
私は、息ができなくなりそうなほど、驚いた。

うちの甥っ子にソックリだったから。
ここに居るはずはない。

うちの甥っ子は、じじ、ばば、私の愛情を受け、
幸せに育ち、おっとりとした子になった。

その眼鏡をかけた男の子は、名探偵コナン君に
似ていた。

コナンくんと、うちの甥っ子の違いは何だろう。
なぜ、彼はここに居るのだろう。
来なければいけなかったのだろう。

きっと、悲しい話があるんだろう。
知らないほうがいいかもしれない。
想像しただけで、泣きそうだ。
心をえぐられるような経験だった。


コナン君は、スパゲッティ好きかな。
好きだったらいいな。

こんな経験も何かのご縁なので、
少しずつ、できることをやっていこうと思う。