50代から「海外二重生活」に挑戦する日記

日本を出て、もっとゆっくり、幸せに暮らしたい。私たち夫婦は海外と二重生活ができるように、場所を選ばない仕事「コーチ」「不動産」をしながら、日本と海外の二重生活を目指します。

絵を描くのをやめたのは、なぜだろうか、  ~創造性は「若い馬」のようなもの、の巻。

最近、絵を描きたいと思うようになった。
伊勢神宮の杜から、イタリアの田舎の風景から
インスピレーションをもらった。

家の掃除をしていたら、夫が使っていた「絵具」
も見つけたし。

でも、私の中で、強烈に「止める」ものに気づく。
それは、小さな棘のように、私の心の奥底に、
湖の底に刺さっていた。

 

一度だけ、中学校の時、市の美術展で入選していたり、
絵は嫌いではなかったはずだ。

なのに、
「上手い人だけが、絵を描くべきだ」と止めてしまった。
なぜなのか、は覚えていない。
誰かに言われた一言か。

下手だろうが、続ければいいのに。


私の義弟は、小学校の図工の写生の時間から、
絵を描くのをやめてしまった。

動物園に行き、彼はシマウマを描いた。

シマウマの黒い線を、彼は紫色で描いた。
そして、先生に怒られ、
それから、彼は絵を描かなくなった。


光の加減で、黒が紫っぽく見えることはないだろうか。
「紫だったらおもしろいな」って思ったのかもしれないし、
アートの世界には、そんな作品はある。


私も、義弟も、小さな傷つく経験をしたのだ。

自分の中の創造性を高めるにはどうしたらいいかが
書いてある
「ずっとやりたかったことをやりなさい」
を読んで、気づいたことがある。


人の批判で、創作を辞めてしまう人がたくさんいること。

創造性は「若い馬」のようなもので、
臆病であり、訓練し、励まし、手慣らすことが必要。


私の友は、旦那様が彫刻家で、
東京で「幼児のためのアート教室」をやっている。

「お受験」のために絵を習わせたい、という親は
お断りしているそうだ。


お受験対策をしている家の子どもは、
「みんな同じような絵を描く」ことが気持ちが悪くなった、
という。

イタリア帰りの旦那様は、子どもたちに本当に好きに
絵を描かせ、粘土で創造させるそう。