50代から「海外二重生活」に挑戦する日記

日本を出て、もっとゆっくり、幸せに暮らしたい。私たち夫婦は海外と二重生活ができるように、場所を選ばない仕事「コーチ」「不動産」をしながら、日本と海外の二重生活を目指します。

年寄り扱いするな by 86歳、の巻


うちの義父は、病気のため身体が弱り、
もう外へ行けない。
池波正太郎
藤沢周平  などの短編が読みたい、というので
図書館から借りてくる。

デイサービスの「ゲーム」は、
「子どもっぽく、年寄扱いされる」のが嫌
らしく、一人で本を読む。

確かに、長年経営者をやってきた人が
「どんぐりコロコロ」はできないだろう。。

義父は、最後まで、
身体は弱っていても昭和を生き抜いた、

男性で、家長なんだな、と思う。

 

人生の終盤で、読みなおしたい本は何だろう。
私なら、向田邦子さんの
「父の詫び状」かな。
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年寄り扱いするな by 86歳の巻。
うちの義父は、黒柳徹子さんと同い年、
昭和8年生まれ、86歳。
デイサービスに行くと、午前中で帰ってきてしまう。

午後は、歌を歌ったり、ボケ防止体操をしたり
するらしいが(結んで開いてみたいな?)
そのアクティビティが苦手らしい。

86歳は立派に、年寄りの部類だと思うが、
年寄り=こういうもの、というカテゴリーがあるのだと
思うが、義父はそれがとても苦手らしい。

年寄り扱いするな by 86歳。
なるほど、と思った。

インディアンの教えにもあった。
「年寄りには役割を与えなさい」だった。

年を取ったから、と言って、
「じいちゃん、もうやらなくていいよ」と
役割を取り上げるな、と言う。

生きがいを奪ってはいけないし、
足腰が弱っていても、
彼らが弱い人になったわけではなく、
一個人なのだね、死ぬまで。