50代から「海外二重生活」に挑戦する日記

日本を出て、もっとゆっくり、幸せに暮らしたい。私たち夫婦は海外と二重生活ができるように、場所を選ばない仕事「コーチ」「不動産」をしながら、日本と海外の二重生活を目指します。

【クリスマス特集】: 先輩、別にそんな演出しなくてもいいですよ、 ~人はバブルを引きずる、の巻。

 

クリスマスは、なぜ彼氏&彼女と過ごさなければ
いけないのだろうか。
そんなものは、日本だけなのに、
よく分からない社会的な脅迫に、
煽り運転」に、
終われるようになったのはいつから、だろうか?

きっと、バブルの頃から、ではないだろうか。

某企業に勤めていた時の佐藤先輩(仮名)は、
まさにバブル時代が抜けられない女性に見えた。
※私は超・氷河期に社会人になった。

 

男性も女性も、
「一番いい時代を引きずる」というが、それは
本当だと思う

先輩、バブルっていい時代だったんですね。。

佐藤先輩は、その当時には既に絶滅していた
今井美樹のようなソバージュ」に加え
「前髪をカーラー」で巻いており、トサカのようだ。

その十年後ほどに「バブルへGO」という映画を見て、
ああ!っと思った。

佐藤先輩みたいな女子は、バブルを引きずっているのだ。

まだバブル時代のままである、
「1万円札を振りながら、タクシーを呼ぶ」時代が続いて
いると勘違いしていたのではないか。

いや、バブルが崩壊したことも、
大きな銀行が倒産したことも、まだ「認めたくない」
と必死に抵抗している、のか。

「逆・アーミッシュ」と呼びたい。
不景気に、真っ向から対抗し、独自の路線を崩さない。

そんな先輩は、アクセサリーも髪もすべて派手で、
コートは、毛皮のファーがついていて、一見、
ホステスさんの出勤のようにも見える。

12/24のクリスマスイブの日、
佐藤先輩は、一層派手で、
超ゴージャスな毛皮のファーを着てきた。

超・氷河期の私たちにはカルチャーショックだった。
そんなファー付きコートを買おうとも思わないし、
誰かボーイフレンドとご飯を食べるにしても
そんな恰好はしないから、だ。

私たちの会社は17時半には、仕事が終わる。
「お先に!!!」といつよりもも早く帰る佐藤先輩。

まるで、
「私、約束あるんで(^^♪」 と言わんばかりの演出だ。

でも、私は見ていて、空しくなった。
・・・先輩、そんな演出する必要ないですよ。

だいたい、12月末というのはみんな仕事が忙しく、
「約束があったとしても」
早くて19時、または19時半待ち合わせじゃないだろうか。

若い男子など、みんな働かされてんだから、
17時半に会えるはずはない。

17時半~19時半まで、2時間ぐらい、時間を潰す
必要があるんだから、普通は。

それに、佐藤先輩には彼氏がいない、と聞いていた。
後輩は、それを知っていたのに。。。
それに、先輩、
どう見ても、先輩の毛皮はホステスさんの出勤に見えます。
玄人にしか見えません。

哀しい。
哀しい。笑えない。
女心は分かるが、アイロニーしか感じない。

まだバブルを引きずっている先輩は、
そんな自分を認められず
「クリスマスイブは彼氏と過ごさなければいけない」
強迫観念に苦しめられていたのでは。

「それなのに一人の私って、、、
いや、着飾って会社へ行こう」と思ったのだろうか。

自分に手をかけている女ほど寂しい、という
格言がある。

佐藤先輩は、最近、50代で係長に昇進し、
仕事一筋、だという。

ちらっと、町で見かけた。
相変わらず、「一ミリの隙も見当たらない恰好」だったが、
ソバージュの長い髪はバッサリ切っていた。

ああ、バブルが終わったんですね、先輩。
もう令和になったんですよ、先輩。

別に一人だろうが、
先輩、それでいいんじゃないですか。

明石家サンタのTV、おもしろいよね~。
 今年も、それ見るわ~」

って言えたら、楽になるのに。

人は哀しい、哀しいものですね BY 美空ひばり